昨今、お店で出来合いの家具を購入するのではなく、自分で木材を買ってきて自分好みの家具を作ったりする人が増えたと思います。いわゆるDIYですね。購入するより格安ですむことも多く、思い思いのデザインで作れますし、より愛着も湧いて一石三鳥です。
でも、その作業で出た大量の木くずの処分ってどうしていますか?「木くずだから、そのまま普通に燃えるゴミに…」と思いがちですが、実は、捨ててはいけない場合があるので注意が必要なゴミなんです。
基本的に木くずは、燃えるゴミか、産業廃棄物かの2パターンに分かれます。なぜ一律の処理法でないのかというと、環境省がゴミの処理のルールを各自治体におまかせしているためです。どの処理法になるかは、各自治体のホームページを確認するか、問い合わせてみないとわかりません。
そもそも、産業廃棄物とは、建設業が家を建てた際や、事業として家具を作った際に出た木くず、工業製品を作った際に出た木くずなどが該当します。また、リース業者が保持している木製の家具や、外国産の木材を輸入する卸業をした際に出た木くずも、産業廃棄物扱いになります。
燃えるゴミだと思って出してみて産業廃棄物扱いだった場合、そのゴミ袋はそのまま置き去りにされてしまうか、回収されたとしてもゴミ回収業者の手間取りとなってしまうでしょう。
ゴミ袋の中に無造作に木くずを捨てていたなら、せっせと木くずを取り分ける作業をしなくてはいけません。これはとても面倒です。それなので、事業として出た木くずではなくても、捨てる前に、今一度処分の仕方を調べておくと安心ですね。