僕の体験を述べさせていただきます。
貸切バスというと、2つのパターンがあると思います。
それはタイトルにもあるように、学生の貸切バスと社会人の貸切バスです。
年齢もちがうのに、種類は異なるのは当たり前だと考える方もいらっしゃると思いますが、僕は本質的に全く異なると思っています。
まず、学生の貸切バスになると主に想像することができるのは、夜行バスだと思います。夜行バスを利用しての、遠隔地への合宿、旅行等がそれに当たります。
昼間の貸切バスもあるとは思いますが、お金があまりない学生が昼間の貸切バスを利用する状況は、ゼミでの合宿や、部活での合宿など、大きな団体に限られるでしょう。
夜行バスでは、目的地まで、寝ている間に運んでくれるのがメリットとなります。出発してから間もない時間は、学生同士、期待に胸を膨らませ、話もはずみますが、すぐに消灯となります。
つまり、学生の貸切バスでは、移動手段という意味がほとんどをしめており、あまりバスの中で楽しむと言ったことは、考慮していないように思います。
しかし、社会人はどうでしょう。
貸切のバスでは、上司にお酒を注ぎ、自分自身もお酒を飲み、社内は宴会状態というのが多々見る光景ではないでしょうか。もちろん、時間帯は夜間ではなく昼間です。
そして、目的地に着いた頃には、ろれつが回らない方も多々おり、せっかく移動してきたのに、酔いが回りすぎている場面をよく拝見します。
長々と記載させていただきましたが、貸切バスについて、学生と社会人では、目的と過程に対する根幹的な意識が異なるのではないでしょうか。