インスタントコーヒーを発明したのは、実は日本人です。
1901年に当時シカゴに住んでいた科学者の加藤博士が、ニューヨーク州で開催された博覧会でソリュブルコーヒーと名付けられて発表したのが始まりと言われています。1903年には加藤博士が発明した製造法にアメリカでの特許が与えられました。その後、1930年代になるとネスレなどの大手のメーカーがインスタントコーヒー製造事業に乗り出し、世の中に広く知られるようになりました。日本へは戦後すぐにネスカフェなどの海外メーカーの商品が輸入されますが、1960年には日本のメーカーとして初めて、森永製菓がインスタントコーヒーの製造を開始しました。
これはコーヒー現役を噴射乾燥させて作るタイプのものです。このインスタントコーヒーの出現によって日本家庭にも急激にコーヒー文化が浸透していったのです。また日本ではホットと同じように人気があるアイスコーヒーですが世界的に見るとかなり珍しいアイテムです。諸説はありますが明治時代の氷店のメニューに既に氷コーヒーが記載されたとされています。