少し前、中学高校と一緒だった友人が、飲食店を開業することになりました。
元々、カラオケスナックだった店を居ぬきで借りたのですが、今回の開店に先立ち、友人有志一同が、よってたかって店を改造することになりました。
店内にある全ての動かせるものを外に出し、大掃除。そしてまた店内に搬入。これに三日を擁しました。
その間に、オーナーとなる友人と私とで、メニュー作り。このメニュー作りが大変で、オーナー曰く、
「カウンターも大きいことだし、洋風居酒屋にしたい」
とのことでしたので、まずはドリンクから。
オーナー一人と、友人のみ(ほぼボランティア)で切り盛りするつもりなので、凝ったカクテルなどはまず無理。ということで、少しだけ知識のある私が案をだし、ベースとなるお酒の種類、シロップやジュース、それに伴うフルーツ等をメモに書きだしました。そこから作れるカクテルを十数点に絞り込み、レシピをカウンター裏に貼ることにしました。
おつまみは、軽食や乾き物、あとは冷凍のカタログから。目玉となるような物も取り入れたかったので、「カエルのから揚げ」なども投入。
各料金は、オーナーに考えてもらい、あとは古めかしいインテリアを友人同士あれやこれやと言いあいながら仕上げていきました。
そんなこんなで、ようやく新規開店。
「無事に開業できたのも、お前たちのおかげや」
と、ビールを差し出しながら、今では繁盛店になった店を経営する友人に、軽くグラスを掲げた私たちでありました。