樽酒を実際に購入した事は無いのですが、何度かTV等で見たことがあります。選挙に当選した議員の方が樽酒の上部を割っている姿を見たことがあるので、樽酒というのはお祝いに使うものなのだと認識していました。ただ、どのようなお祝いの時に使うのかという用途についてはあまり知らない部分もありました。

かつて清酒は今のように瓶入りで販売されていたわけではなく、樽に入れて運び販売するのが一般的だったそうです。中でも杉樽入りの樽酒というのは最も高価だと言うことです。一般的にお正月に鏡開きという儀式が行われるのですが、お餅を振舞われることの方が多いと思います。

ですが、鏡開きを行う際にも樽酒が使われているそうです。お酒の中でも特に日本酒についてはどことなく神聖な感じもするのですが、樽酒が使われるというのもそこに意味があるのかもしれません。日本の主食はお米ですし、お米が使われる日本酒というのは何よりも貴重なものでもあります。

結婚式などおめでたい席でも樽酒が使われるそうです。最近では大きな樽酒だけではなく、テーブルの上に置けるサイズの小さな樽酒も販売されているようです。お正月には必ず日本酒を飲むこともあるので、我が家でも今度は樽酒を頼んでみようかと思っています。