ゆずは初夏に花を咲かせ、夏に青玉と呼ばれる青い実が収穫されます。その後黄色く熟したものが出回ります。青玉は8月ころ、黄色物は11月から1月がゆずの旬になります。青玉はゆずこしょうとして、黄色のものは薬味として用いられます。
ゆずにはビタミンCが多く含んでいます。果汁よりも果皮の方に4倍ものビタミンCが含まれています。風邪の予防や疲労回復、美肌効果に期待されます。また水溶性の食物繊維であるペクチンが含まれています。整腸作用により、下痢や便秘の予防や血液中のコレステロールを減らすことで、動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病の予防にもなります。
ゆずには果汁の酸味や香り、果皮の色添えなどいろいろな食べ方があります。果皮を刻んで料理に添えて風味付けにしたり、絞ってポン酢として使います。ゆず味噌にして田楽や焼き魚にも使用できます。またマーマレードに使ってもおいしいです。
保存する時は気温が高い時期であれば乾燥しないようにラップで包み野菜室に入れます。使いきれない場合は冷凍保存する事ができます。白い部分を少し付けた招待で皮をむきます。皮は刻まずにラップでしっかりと包み冷凍します。果実は半分に切り、それぞれをラップで茶巾包みして保存袋に入れ冷凍します。使う時は、皮は凍ったまま白い部分を取り刻みます。果肉は自然解凍して絞って使ってください。