11さといもの旬は8月から12月です。石川早生が8月から9月、土垂は9月から10月、セレベスや八頭は12月と品種ごとでも違いがあります。

さといものぬめり成分は、ムチンやガラクタン、マンナンです。ムチンは胃腸の粘膜を保護してくれる他、肝臓強化、細胞を活性化させることで老化防止につながります。ガラクタンは水溶性の食物繊維で免疫力を高め血中コレステロールを抑制してくれます。便秘改善に効果があります。マンナンは便秘や糖尿病の予防を行います。その他、カリウムも豊富で体内のナトリウムを排出し血圧の上昇を抑えてくれます。葉酸は造血作用があり、ビタミンB6は肌荒れ改善など美容効果に期待ができます。

煮物や汁ものなどに多く調理されるさといもは、煮るとぬめりの為に吹きこぼれがおきる事がよくあります。茹でる時に1%の塩を入れる、または皮をむいた里芋を塩揉みする事で吹きこぼれの防止ができます。その他皮をむく時にさといもをラップで包み電子レンジで加熱をすると手で簡単に皮をむく事ができます。

乾燥と低温に弱いさといもは、新聞紙に包み冷暗所で保存します。泥付きのものであれば、そのまま保存します。長時間保存したい時は皮をむいたさといもをそのまま冷凍保存します。調理の際は凍ったままで調理をする事ができるので便利です。