局所排気システムのいいところは、室内に溜まった有毒な空気や嫌な臭気をまとめて排出し、部屋の中を清浄に保ちつつその中で空気の浄化を行って、外には無害の気体として出すことができるところですよね。 部屋の中の環境を蝕んでいる空気を、単純に外へ持っていくだけならば簡単なことだと思うんですよ。状況や効率を考えなければ、窓を開けたって済む話ですし。でもそれだと悪い空気を外に飛ばしてごまかしてしまうだけなので、根本的な解決にはならないんですよね。室内さえよければ、外のことはどうでもいいのだという自己中的な考えを感じます。
問題をしっかりと昇華するためには、空気そのものの質を変えることが重要で、それができる局所排気という仕組みは素晴らしいと思います。システムを利用する時も、これがあれば難しいことを考えずに済みます。 空気を入れ替えるだけの仕事に、空気を浄化する作用を足すことで、随分と意味が変わってくるのだなと思いました。外と中、両方のことについて考えることのできるシステムは、この先の人間の生活を豊かにしてくれるとともに、地球の環境を守るものとして活躍してくれるのではないかと感じます。 空気を汚す有害なものの全てが、そうして無害なものとして排気されるようになったら嬉しいです。