タイヤ安易な提案であるが、自動車車検時に製造年から7〜8年も経過したタイヤに規制を設ければ事故は確実に減少することは間違いない。もしくはそういうタイヤで事故を起こしたら、法的な責任が発生するなどの措置も取るとさらに良いだろう。

日本が製造したタイヤというのは空気圧管理さえしっかりしていれば、何年持つのか想像がつかないほど耐久力に優れている。ただしゴムの劣化だけは抑えることができず、5年も経過すればタイヤ表面は水気がまったくない荒れた砂漠のような状態になる。
当然、溝の奥底に切れ目が入ることもあるので、普通はドライバーのほうが気になって新品交換することが多いのだが、タイヤを全くケアしたことのない人だとそのまま放置して、タイヤ不良から事故を引き寄せる可能性を高くしてしまうことをぜひ自覚してほしい。
今までの事例から考えるとタイヤを軽視したドライバーほど大きな事故を起こす。またタイヤに重大な故障が起きていても、会社のクルマだからといって報告せずにそのままにするドライバーもいるが、それが原因で事故が起きれば会社自体に損害を与え、さらに信用も落としかねない。
社員の自発的なチェックや報告など、企業内でのコミュニケーション能力が一番問われるところである。