わが家には昔からの井戸があります。
少々しょっぱめの水かもしれませんが、枯れることもなく普通に暮らす分にはまずまずの井戸です。
現代日本では井戸水は稀少となり、井戸のある家自体少なくなりました。

そこで災害時の緊急避難用の飲み水として、市から指定も受けています。
その井戸の水を汲み上げるモーターが、ある日突然故障してしまいました。
朝夕の庭の水やり、サツマイモを洗ったり、外での軽い洗濯物など、やはり井戸水がないと不便で仕方ありませんでした。
そこで電気屋さんを呼び、モーター購入の算段に入りました。
電気屋さんが言うには、「モーターは日立がいいですよ。よそのお宅でも日立のモーターがいい、って言ってますよ」と勧めます。
それで日立の浅井戸用モーターを購入することに決定しました。
井戸のモーター一つでも、各メーカーによって良し悪しがあるのだな、と思いました。
当時であっても、井戸のモーターはかなりの金額だったと思います。
しかし井戸はやはり生活に欠かせないもの、出費がかさんでも仕方ないものでした。
耐用年数も長く、一回買い替えれば10年以上は軽く持ったと思います。
モーターは単純な構造なのだろうと思いますが、私たちの生活になくてはならない必需品なのだと思ったものです。