haiki14局所排気のいいところは、やはり安全に排気できるところにあると思います。色もなく形もない空気は汚れていても目に見えないものなので、しっかりとした排気の仕組みがいるほど空気が汚れる現場では、それだけに扱いには気を遣うことも多いでしょうが、そうしたピンポイントで空気を外に出せるような優秀な排気システムがあれば、排気が必要な場所で働く人にとっても安心できることです。
例えば臭いだけの臭気や粉塵くらいなら、多少室内に回った末に排気されようと、臭いや埃っぽさで嫌な気持ちをするぐらいで済みますが、有毒のガスや蒸気の類では少しの拡散も命取りになります。吸引した直後に体に異変が生じるようなレベルの毒ではなかったとしても、毎日その場所に出入りする人にとっては死活問題ですので、一分の隙もなく排気は迅速に確実に行われなければなりません。

局所排気はその性能に比例して、一般的な排気の仕組みよりも繊細に作られていると聞きますが、多少システムが一般的な排気に比べて複雑になろうともメンテナンスが大変でも、有害なものを安全に外に出せるなら、それは必要な手間のように感じました。これからも優れた排気のシステムが多くの現場で活躍し、多くの人の生活の安全を守っていくのでしょう。