最近では、アベノミクス効果から企業側がアルバイトを争奪する場面もあり、トラックドライバーの人材不足に少なからず影響しているようである。トラック運送業では、正社員ドライバーよりも、軽の委託ドライバーの方が収入面で勝るというケースもあると言われる。社員のドライバーは長時間働かされるが、委託のドライバーは基本的に二つ、三つと掛け持ちが可能なため、手取り収入で勝るケースがある。 社員のドライバーが給与面で報われていないということは、ドライバーという職業に求職者が魅力を感じない原因の一つかも知れない。
運送業界でも、トラックで荷物を運ぶという作業に加え、フォークリフト での荷下ろしや梱包などをドライバーが担当することになり、負担が増えている為人が集まらないと指摘する声もある。長時間労働など労働条件が厳しい業種は敬遠されがちだ。特に若い世代は「給与はほどほどで休みが多い」という仕事を求める傾向になっている。東日本大震災復興需要や東京オリンピックの開催、公共事業の増加で建設業でも人手が足りないのが現状なのです。運送業界でも消費税増税前の駆け込み需要で、配送の依頼が増え、一時的に運賃の上昇が見られたが、最近ではそうでもなくなったとの声が多い。しかし、運送業界は経済の要であるので、トラックドライバーには最大限の境遇改善を考えてもらいたいものです。