KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA 母は、今年60歳ですが、最近の終活ブームに影響され、エンディングノートをつけたり、霊園めぐりをしたりし始めました。今後は墓友を作ろうと考えているようです。
最近は、死についても明るく、積極的に考える人たちが増えていいことだと思います。でも、やっぱり私としては霊園めぐはなんとなく気持ちがふさがるようで嫌だなあ、あまり死ぬことは今は考えたくないなあと思っていました。
ある日母が、とうとう私に「お墓を見に一緒にいってみないか」と誘ってきました。

乗り気がしなかったものの、一緒にその母が気にいったという場所に行くことにしました。車で運転して約30分ほどの隣町。そこは母の生まれた土地、祖母のいる土地でした。知っている場所でしたが新しくできた霊園でした。
そこは少し高台にありました。瀬戸内海の海が見渡せ、鳥のさえずり、緑や花に囲まれ、静かで落ち着いた場所でした。大通りからもすぐなので、車でも行きやすい場所です。
お墓にオシャレというのもおかしいですが、最近のお墓はデザインにこったものもあるんですね。
「死んでも生まれた場所の近くにいられるなんて最高ね」と言った母の顔を見て、生前にお墓探しをきちんとするのも悪くないなと思いました。